梅雨ですね。
「雨が降ると痛みが増す」ことがあります。
それは、気圧が下がると身体が膨張し、痛みの原因となっている場所や傷が刺激されるからと言われています。
また気圧の変化が大きいと耳の奥にある内耳が変化を感じ取り、交感神経が活発になり痛みを感じたり、 自律神経が乱れ不調が起こるとも言われています。
鍼灸では気圧を上げることはできませんが、膨張した身体の水分(湿気)の排出を促すことができます。
例えば、低気圧の日に偏頭痛が起こりやすい人がいます。
その場合以下のようなことが想定できます。
「交感神経が活発になり血管が収縮する→すると反動で今度は血管が拡張する →血管が拡張すると神経が刺激され痛みを誘発する」
そういう方は、頭に浮腫んで溜まっている水分を排出し、血液の流れをスムーズにすると 痛みが取れるかもしれません。
そして偏頭痛が起きにくくなるよう、普段から自律神経を整えておくことが重要です。
鍼灸による全身調整は自律神経へ働きかけ、治療中に活動を促したり抑制したりしながら調整をします。 程よくリラックスできるので、交感神経の過剰な高まりによる反動が小さくなるのではないかと考えています。
効果には個人差があります。遺伝的な要因もあると言われています。
まずは一度ご相談ください。
これからも「低気圧と痛み」に鍼灸だからこそできるアプローチについて、考えをまとめて意見を書きたいと思います(少々お時間を頂戴いたしますが…)