ツボへのアプローチには置き鍼もオススメです

以前のお話で合谷というツボを紹介させていただきました。

そちらのツボをジワリと圧する事で首の動きに制限がある場合、動きが良くなります。といったお話でしたが、しっかりと鍼で調整をしなければ持続的に改善するのはなかなか難しいかと思います。

そのような時は置き鍼をツボに置いておくのもよろしいかと思います。

当院では丸いシールの中央に短い(0.6mm)鍼が付いていて体内に入らないようプラスチックでしっかりと固定された安全な物を使用しています。

巡りが悪く動きが良くない場合や、根深い痛み、持続的にツボの作用を発揮させる場合などに使用します。

鍼は基本的に鍼灸師か医師のみ扱えるものですが、今は先に鍼ではなく突起が付いているものなども販売されており、インターネットなどで手に入れることができます。

常に使用する場合はそちらもオススメですが、まずは試してみたいという方にご家庭にあるもので置き鍼に近いものを作ることが出来ますので、一度お試しください。

用意するもの:絆創膏、お米、ハサミ、ティッシュペーパー

①お米をハサミの奥側で挟みその周りをティッシュペーパーで包みます。

②お米を半分に切ります。※手を切らないよう注意してください。

③必要分を切りましたら、ティッシュペーパーを拡げます。

④用意した絆創膏のテープ部分の白い紙を剥がし少しテープ部分が出るように横へずらし(テープの長い側1mm位)再度貼り付けます。

⑤テープ部分が楕円に近くなる様に切ります。両サイド2枚ずつ、1枚の絆創膏から4枚作れます。角があると剥がれやすいので注意してください。

⑥テープから白い紙を剥がし中心部に①〜③で小さくしたお米を置きます。

⑦気になるところやツボに貼り付けます。

一連の作業をティッシュペーパーの上で行うと後片づけが簡単です。

貼ってから1日くらいでお剥がしください。絆創膏とお米なのでお身体に優しいものですが、皮膚の異常や気分が悪くなる場合はすぐに中止してください。

合谷は肩凝りや目の疲れ、鼻の症状、腸の働きを改善するなどの効果があると言われています。ただし一人一人お身体の状態は違いますので効果には個人差があります。なかなか改善されないお悩みは鍼灸院へ1度ご相談ください。