いよいよ冬らしい寒さが感じられ朝晩はかなり肌寒くなってきました。
足からお膝まで冷えていたり、
冷たいところをしばらく触れていても温まってこない場合は
足が冷えている状態です。
心臓から遠く血管も細いため、足先は特に冷えやすい場所です。
活動中は座っていたり、立っていると重力の影響もあるので血液が心臓まで帰ってくるのも大変です。
動いていると筋肉が発熱してきますので温まりやすく、血液も筋肉のポンプ作用で押し流してくれます。
ふくらはぎは第二の心臓と言われる所以です。
そのためふくらはぎを使う踵を上げて落とすような体操やつま先を上げて交互に動かす体操なども前と後ろ側の筋肉を使うのでおすすめです。ぎゅっぎゅっと心臓へ向けて押し流してくれます。
足の指も重要です。足趾が硬くなりグーパーができない方も末端の血液が流れにくいので普段から動かされることをお勧めします。
また足が冷えやすい方はお腹の特におへそから上の部分を押さえると硬い抵抗を感じることが多いです。
東洋医学では上の方に血液などが多く下の方に少ない状態と考え、上下のバランスが取れるようにツボを選んで施術をします。
お腹の働きが良くなりリラックスする方に働くと緊張が緩和することで手足の末端まで血液が流れやすくなります。
足が冷えている時のツボで使いたいのは足の三里のツボです。
膝のお皿の下から指4本分下に降りたスネの骨の外側にあります。付近を押さえて他と違う、おっ!という感覚があるところに取ると効果が現れやすいです。
うまく効果が出るとしばらくしてから足がポカポカしてきます。
テレワークをされていてお家でお灸ができる方はセルフでできるせんねんきゅうなどの台座灸、カマヤミニやつぼ灸などの間接灸もおすすめです。
胃の活動が活発になるため逆流性食道炎などの炎症がある方は痛みや違和感が出る可能性があるのでご注意ください。その場合無理にしないようにお願い致します。
鍼灸院では足の三里の他にもお体に合わせたオーダーメイドの施術を行っています。
肩凝りなど流れの悪いところを解消することで体全体の流れも良くなりやすいです。また上下のバランスを整えたり、鍼やお灸には緊張を和らげリラックスするような作用もあるので、全体にしっかり血液が巡りやすくなりポカポカ温まりやすいです。
鍼灸をされてから冷えにくくなりましたというお声もいただいて嬉しく思います。
足下ポカポカ元気で笑顔、冬も笑顔で乗り切りましょう!