おすすめ入浴ケア


これから冬になり寒くなってきます。

末端冷え性の方や足が冷えている方が目立つようになってきている印象です。

自宅で温める方法として入浴は手軽にできる方法だと思います。
その際に注意して頂きたいことがあります。

それは体の体温より4℃以上高い温度にしないということです。

36℃の方なら40℃です。

高すぎる温度では交感神経(体が緊張や興奮するときに活発になる神経)が働きやすくなり内臓の働きが悪くなり体が回復する方向に向かない、リラックスしにくい、血管が縮みやすくかえって冷えやすくなるということが起きてしまいます。

ただ時間とともに温度は下がりやすいので41℃で沸かすのはアリだと思っています。さすがに真冬に40℃ぴったりのお風呂はちょっと寒いです。

冬場はお風呂も冷えやすいので換気扇を止めて浴室内を温めるといいでしょう。また加湿されることでお鼻や喉なども潤い風邪予防にもなります。

目が疲れやすい方はタオルを持ち込んでお湯に浸して目にあててあげることで、まぶたにある油分を分泌するところの詰まりが解消されやすくなり、ドライアイが起こりにくくなったり、目の血流も良くなり疲れ目にも効果的です。ただし42℃以上で熱すぎると眼にかえってよくないのでお風呂のお湯に浸すくらいがちょうど良いと思います。アイメイクをされる方はまつ毛の生えているあたり(マイボーム腺という油分を分泌する腺があります)に詰まりが起こらないようにしっかりとお化粧を落とすことも大切です。

足の冷えが気になる方はお風呂でしっかり温まった後にシャワーなどで少し冷たい水を足にかけてあげるのもおすすめです。温めた後は熱を放散する方向に体が働きますが冷たい水をかけることで引き締まり熱が放散し過ぎてしまうのを防ぐことが出来ます。その際は冷やしすぎないように注意してくださいね。

疲れや緊張が強かったり筋肉が硬くなってしまったりしても冷えやすくなります。なかなか取れない頑固なものは鍼灸治療もおすすめです。鍼灸は体の緊張を解き放ちリラックスすることができるのも特徴の一つです。とても心地よく鍼の最中に眠られる方は非常に多いです。緊張が取れると血液が全身にしっかりと巡り身体が温まりやすくなります。お近くの鍼灸院へ是非ご相談ください。

元気に楽しみながら今年の冬を乗り切って行きましょう!