眼精疲労・花粉症のセルフケア

そろそろ花粉が飛び始めていますね。

去年がそうだったのですが、日中はほぼマスクをつけていたので鼻の症状は意外と抑えられていました。でも目の充血と痒みは結構気になりました。

コロナ対策で換気をしている為なかなか完全に室内に持ち込まないことも難しい状況かと思います。

そこで誰でも家にあるものでできるツボを使った花粉症、眼精疲労のセルフケアをお伝えしたいと思います。

花粉症、眼精疲労の方はぜひお試しください。

[用意するもの]    スプーン二本 マグカップ お湯 タオル(小さいものでいいです)

まずカレーを食べる時に使うような少し大きめの楕円形のスプーンを二本ご用意ください。

木やプラスチックよりも金属がいいです。金属は人の身体に変化をもたらしやすいと言われています。実際金属をツボに当てた方が、木材を当てるよりも反応が現れやすいと実感しています。

私は持っていないですが、金製や銀製、銅製(オリンピック感動しました!)ならなおいいです。

普通にステンレスなどでも問題ないです。

次にタオルとお風呂の温度より少し熱めの温かいお湯をマグカップなどに入れ用意します。給湯器45℃前後の設定くらいがよろしいかと思います。室温やスプーンの材質で変化すると思いますが、スプーンを入れてほんのり温かくなるように試してみてください。当院で扱っている台座灸の温まる温度は40度~45度位と言われていてそれくらいで十分体が変化しています。また触れないくらい熱いものは刺激が強すぎてしまうので、逆効果になってしまうかもしれないです。心地よくスプーンをツボに当てたいので冷たいものよりも少し暖かい方がいいでしょう。スプーンの楕円部分をお湯の入ったマグカップに浸してください。その後取り出しタオルで拭きます。

二本のスプーンの柄の半分くらいの所を持ちます。力を入れず軽く持ってください。私は親指、人差し指、中指の三本で持ちます。

スプーンを横にして凹んだ側を目に向けます。楕円部分先端の丸い所を目の周りにぐるりと骨がありますがその内側の骨部分、目の内側の端に当てます。と同時に眉毛の下と目の下の内寄り目の周りにぐるりとある骨の内とその上下にスプーンの縁を当てます。そのまま15〜20秒数えます。

※テーブルなどに肘をついて行うと腕が楽です。ポイントは軽く当てて押し付けないこと。

経過したらゆっくりと離してマグカップへ。ほんのり温めます。

②今度はスプーンの先端を目の周りの骨の外側に当てます。右手のスプーンを左の眼の外側に、左手のスプーンを右の眼の外側にクロスして当てます。スプーンの縁を軽く沿わせるように同時に外側の上下にも当たるようにしましょう。

15〜20秒経過したらゆっくりと離しマグカップへ。

③次に当てる位置です。正面を見る時瞳孔は目の中央にあります。目の中央瞳孔の下から真下に向かい指を降ろしていくと少し凹んだところがあります。目の下に触れる骨からおよそ1cm前後だと思います。

この凹みにスプーンの先端を上向きにして当てます。スプーンの凹みはお顔に向いている状態です。それからスプーンの縁を小鼻の横のシワにも当てましょう。この時もポイントは軽くです。

再度温めたスプーンを持ち替えます。

④スプーンの凹み部分の柄に近い所が親指に当たるように柄は四本の指で軽く握って持ちます。スプーンの膨らんだ部分が耳たぶの後ろの凹みに沿うように当てます。先端から1/3くらいまでの所を使うときれいに当たりやすいです。15〜20秒経過したらゆっくり離してマグカップへ。

⑤温め直して今度はスプーンを横にして中指と薬指をスプーンの凹みに添えるようにして親指と人差し指で柄を持つと当てやすいです。スプーンの膨らんだ所の中央を瞳孔の真上、眉毛の上2cm位の所に当てます。15〜20秒経過したらゆっくり離してマグカップへ。

⑥さらに温め直していただいてスプーンの先端の目尻の端から2〜3cm外の押さえると気持ちがいいところに優しくあてます。こちらも15秒〜20秒です。

※以前は⑦もありましたがよりシンプルなものにと削除致しました。

お疲れ様でした。以上が眼精疲労及び花粉症に対するセルフケアです。

ツボと金属を利用したセルフケアなのですが、筋肉、神経、動脈などのポイントに優しく当てることにより、眼の周辺の滞りが解消されて神経が鎮まりやすくなります。

眼精疲労にお悩みの方や花粉症で眼が痒くなりやすい方はぜひお試しください。

花粉症の方は花粉を浴びない工夫や洗顔(特に目の周辺)と鼻うがいなど基本的な対策と合わせてされることをオススメします。

今回はセルフケアなのでお顔周りのみですが、体調がダイレクトに影響してきます。はりきゅうでは全身を整えて花粉症に効果的な置き鍼などもさせていただきます。症状が鎮まりにくい場合はお近くの鍼灸院に一度ご相談されてみてはいかがでしょうか。

ここまでご覧いただきましてありがとうございました。