おなかとからだ

東洋医学では腹診と言って
お腹を場所に分けて状態を確認していきます
軽く押さえて緊張していないか、硬さや苦しくないか、力がなく弛んだ状態かなどです。

それによりお身体の状態を判断してツボを決めていきます。

お腹に違和感のある方は腰痛があって緊張されている事があります。
そのような方にお腹の鍼をすると腰の緊張が取れて柔らかくなったりします。
鍼灸では前がよくないのは後ろに、後ろがよくないのは前にと言われます。やはりバランスを取ることが大事ということを実感します。

実際お腹が硬い方はかなり多いです。
食べた後だったりお通じがなかったりというのもありますが、
血液の滞りなども多いように感じます。

私自身お腹が重苦しいことがありますがツボに鍼をあてていくと
スーッとつかえが取れてスッキリする感覚があります。

また足が冷えやすいなど下半身に巡りにくい方はお腹で詰まってしまっていることがあります。
お腹の流れをよくすると足の流れが良くなったり、下半身のツボを使うとお腹の詰まりが取れてきます。全体の流れが良くなってバランスが取れる感じです。

頭がのぼせたり頭部の流れが良くないと首肩のみならずお腹や足も滞りやすい状態です。

特に最近は目や頭をよく使う生活なので滞りやすいです。
目をよく使う方は手を擦り合わせ温め、手のひらで瞼の上から眼球と周辺を一緒にかる〜く20秒くらい圧迫してあげると巡りが良くなりやすいです。リラックス効果もあるのでおすすめです。ただし眼圧が高い方はしないでください。また頭の横を優しくマッサージしたり耳を回すように優しく揉んであげると緊張が解けやすいですよ。

これから暑くなりお腹を冷やす食べ物や飲み物がおいしくなります。
お腹に負担のかかりやすい季節と言えるでしょう。
基本的ですがよく噛むことが大切です。

鍼灸は全体を整えながら自律神経を介してお腹の働きも促すと言われています。
お通じでお悩みの方にもおすすめです。

夏バテ知らずで今年の夏を楽しく乗り切っていきましょう!