腰痛

 

観測史上最も強い勢いを持った台風が関東を通過して行きました。

横浜では最大瞬間風速41.8m/sを記録したようです。

また千葉では最大瞬間風速57.5m/sを記録しました。これは時速にすると200kmの速さになるそうで、その勢いは凄まじくゴルフ練習場を囲う大きな鉄柱が倒れてしまったとのニュースがあるほどです。

台風は大きな爪痕を残して去っていきましたが、電車の運転見合わせや、9月にして横浜では今年の最高気温を記録するなど、心身の負担はかなり大きいものになっていると思われます。

岡野公園でも、木が倒れていたり、案内板が倒れていたり枝がそこかしこに散らばっていたりと、台風の影響を受けていました。

鍼之助の前の道路でも木の枝や葉がかなり散らばっている状況でその日の朝は撤去作業に追われていました。

しばらく中腰で作業をしていると腰が張ってきます。この場合は筋肉の緊張が高まり硬くなって、その状態が長く続くと痛みが出現します。

自然に回復するようなら問題ないのですが、腰に負担がかかる状況が日常的で自然に回復が難しい状態になってしまった場合は鍼灸治療は非常におすすめです。

鍼灸では腰痛に対して腰部への鍼のみではなく下半身や背中、首肩、腕やお腹にも施術をします。

それは痛みが出現している所はもちろんですが、他のところにも引きつりや滞りなどの反応があり、その反応を取っていくと痛みや緊張が改善することが多いからです。

これは部分のみでなく症状を経絡というラインの変動で捉えたり、全身のバランスを整え身体をベストな状態に近づけていく事で症状の改善が期待できるという東洋医学ならではの考えによるものだと思います。

これを応用する事で、ギックリ腰などのかなり痛みの激しい症状にもアプローチが可能となります。

急性の激しい痛みがある場合、直接痛む部位に鍼やマッサージをしてしまうと後で余計痛みが増してしまうことがあります。

ですが、鍼灸では直接痛みの部位を施術せずに症状の緩和が期待できるので、身体への負担も少ないと考えられます。

激しい痛みでも、筋肉の過剰な緊張を和らげ滞りを解消することを目的とするため、痛みが減少し自然治癒力が高まるのではないかと思います。

その後痛みがある程度落ち着いてきたら動ける範囲で動き始めることが重要です。適度に動いていた方が治りも早く、その後の腰痛予防にも繋がります。

鍼灸の後はいつもより治りが早いという声をいただきます。

腰痛の際はぜひお試しください。