進級、新学期、新年度の4月になりました。
新しい出会いや希望に胸を躍らせて楽しく過ごされている方が大半だと思います。ですがどんなにワクワクする環境でも1日の終わりにはぐったりと疲れてしまいますよね。
春は心身共に不調を訴える方が増える時期です。
子供や幼児にとって環境の変化は大人以上に影響を受けるものです。
日中に起こった新しい経験に興奮し夜眠れなかったとします。
翌日子供はぐずり、登園前に手こずった母親がイライラしてしまいました。
そのことで子供は登園を嫌がり、より手がかかるといった悪循環に落ち入ります。夜泣き、夜尿症、便秘、怒りっぽいなどの症状となって体に現れてもおかしくありません。これは私の妻と息子に起きたことで日常的にありふれた出来事ではありますが、小児はりはこのような子供の不調によく効きます。
「はり」と言っても全くチクチクしません。先が丸い「ていしん」と呼ばれる棒で身体を優しくなでるだけです。身体をなでるだけなら誰にでもできるのでは?と思いますよね。ですが我々、鍼師、灸師、あんまマッサージ指圧師(この3種は個別の免許による国家資格です)というのはツボのプロです。経絡という身体中に流れているツボを知っている施術者が子供の症状に合わせて身体にていしんを滑らせるのでとても効果があります。
小児はりはアトピーやぜん息にも効果があります。
もちろんたった1回で全て完治する魔法ではありませんので、継続は必要です。ですがはりに大きな副反応はなく稀に刺激量が多いと身体が活性化し過ぎて体温が上がることがありますが、身体が反応しているだけで元気に過ごせます。ご自宅で大人がスキンシップの一環としてケアをしてあげられる方法もございます。
子供が笑顔で新しい環境を楽しめる一助になれたら嬉しいなあ〜と思っています。